PS2のHDMIコンバーターおすすめ5選｜変換しても映らない？ゲオで買える？

PlayStation2は今からすでに20年以上前に発売されたゲーム機です。そのため、PS2本体にはHDMI端子が搭載されておらず、HDMIケーブルで今の薄型テレビとの接続ができません。直接接続はできませんが、HDMIコンバーターを使用すれば高画質で楽しめます。

まずPS2のスペックからご紹介いたします。PS2に付属のケーブルは、下記のように赤・白・黄のRCA端子でテレビに接続するタイプしか搭載されておりません。また、最近のテレビにはRCA端子が廃止されているので、先述の通り直接繋ぐ事ができません。

発売日：2000年3月4日

対応メディア：CD-ROM、DVD-ROM

AV出力：［出力：D端子］-［入力：赤白黄端子(他D端子)］

では、HDMI端子が付いていないPS2をテレビに繋げるには、どのようにしたらいいのでしょうか。ここでは、赤黄白ケーブルをHDMIに変換するために【HDMIコンバーター】という機器が必要になります。詳しくは次の見出しでご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

HDMIコンバーターとは、HDMI信号をアナログの映像と音声信号に変換する機器です。複雑な設定や使用方法はなく、RCA（赤白黄）ケーブルとHDMIコンバーターとHDMIケーブルをそれぞれPS2とテレビの間に繋ぐだけで映像や音声を出力するのが可能になります。

また、HDMIコンバーターはRCAのみならずVGA（D-sub15pin）と呼ばれる古いパソコンにしかない入力端子をHDMIに変換できる種類も存在します。また、逆の接続方法が可能な種類もあり、HDMI→RCAのように古いテレビに接続するのが可能な機器もあります。

HDMIコンバーターは電源の供給方式が2種類あり、USBから電源を取る「USBバスパワー式」とコンセントから電源を取る「セルフパワー形式」があります。

電源供給時にはコンセントの方が安定した電力を供給できるためコンセントがおすすめです。USBはPCのコネクターなどから供給するのが可能です。繋ぐ場所や条件に応じて選択する必要があります。

どちらにしても、USBケーブルやACケーブルが付属しているかどうかも購入時にあわせて確認する必要があります。

家電製品が好きな方や日頃から機械を触っている方は使用方法について問題ありませんが、安いという理由からネットで購入される方も多く見受けられます。

販売されているHDMIコンバーターは海外製品も多いため、商品ページなどで販売元やメーカーの事前確認は重要です。間違って海外製品を購入してしまい「扱い方がわからない」なんて事態もよくありますので注意しましょう。

コンバーターには、PS2のRCA出力をHDMI形式に変換する（アナログ→デジタル）以外に、HDMI形式をRCAなどの（デジタル→アナログ）に変換できる逆の変換器も存在します。

パソコンやDVDプレーヤーなど出力したい機械に搭載されている端子を確認し、用途に合ったコンバーターを選択する必要があります。

PS2用のRCAケーブル・コンポジット出力ケーブルを持っていて、HDMI端子のついたディスプレイに接続する場合は、アナログ端子-HDMI変換タイプのコンバーターを選ぶ必要があります。これにより、PS2の映像をディスプレイで楽しむことができます。

PS2以外のゲーム機やDVDプレイヤーでアナログ出力すると、画質が劣化するため、専用の商品を購入する必要があります。AV出力端子-HDMIの変換コンバーターを使用することで、高画質な映像を得ることができます。

PS2やPS1のゲームを楽しむ際に、高画質な映像を楽しみたい方には、「AV出力端子(D端子)」-「HDMI」タイプや「アップコンバーター」を使用することをおすすめします。これらのコンバーターを使用することで、PS2本体から直接HDMIへと映像と音声の信号を出力することができます。そのため、遅延なしで高画質な映像を楽しむことができます。

さらに、画質を向上させるためには、補完機能を備えたアップコンバーターもおすすめです。これを使用することで、さらに画質を向上させることができます。

それぞれ「HDMIコンバーター」や「アップコンバーター」を選択する際には、PS2の本体など使用している機種に合わせたタイプを選択する必要があります。

たとえば、直接本体に差し込める「アップコンバーター」タイプでは、PS2のスリムタイプを使用してしている場合、PS2本体の電源AC等の周辺機器と干渉してしまい、無理やり接続するとケーブルを劣化させてしまう原因にもなります。

従来のアナログ画質よりももう少しきれいな映像を楽しみたい方は「480i/576i/480p」に対応したタイプを選択しましょう。直接本体に差し込めるコンバーターは「480i/576i/480p」のみの対応になるため、入力される側のテレビも「480i/576i/480p」に対応している必要があります。

最大限高画質で滑らかな映像を楽しみたい方は「1080p」対応のコンバータを使用しましょう。

HDMIコンバーターが売ってる場所は、ゲオなどのゲーム販売店、ビックカメラ・ヤマダ電機などの家電量販店です。これらの店舗では基本的に販売されていると考えて問題ありません。いずれもテレビかゲームの周辺機器コーナーに陳列される場合がほとんどなので、ぜひ店舗へ足を運んでみてください。

HDMIコンバーターを購入し、ゲームをやろうとコンバーターを繋げても、ゲーム画面が表示されない場合があります。実は、PS2の発売初期に販売されたゲームソフトはHDMI画質に対応しておらず、映らないゲームがあります。初期のソフトはCD ROMに入っているためHDMI画質に対応できない場合が多いです。

ケーブルの出力対応範囲（RCA、D端子ケーブル480、HDMIケーブルは720p）が決まっているため初期のCD ROMソフトは240pにしか対応していません。一部のソフトにって同条件でも映る物があるようですが、画面が表示されない場合もあります。

「対応のソフトも用意したし、コンバーターも接続した！さあやろう！」とした時に「…あれ？映らない…」となるとがっかりしてしまいます。正しく設定したのに映らないときは、解像度の設定も必要になる場合があります。

お使いのテレビやモニターの解像度を確認後、対応コンバーターも用意したらPS2側の本体設定も確認しましょう。この本体設定が違うと画面が表示されない場合があります。PS2本体のホーム画面のシステム画面から映像出力の設定を「Y Cb/Pb Cr/Pr」に変更しましょう。

画質設定だけではなく、画面のアスペクト比の設定も確認してください。現在のテレビの多くはアスペクト比が16：9の物が主流ですが、従来のテレビは4：3の正方形に近いアスペクト比でした。

そのため、PS2本体とテレビ本体の両方のアスペクト比の設定を合わせないと、黒い部分が左右に表示されてしまったり、画面が引き伸ばされたような表示になってしまういます。設定を見直してください。